慢性腰痛に有効な治療ランキング
慢性腰痛に悩まれている方は、薬を飲んだり、ブロック注射やトリガーポイント注射を打ったり、リハビリをしたり、または鍼灸、カイロ、整体、マッサージを受けたりと様々な治療を受けていらっしゃいます。
今のところ何が一番【慢性腰痛】に効果的なのか?
今日はここをお伝えいたします。
今回は厚生労働省が監修した「慢性疼痛診療ガイドライン 2021年」を参考にしました。
エビデンスレベルは以下の通りです。
A(高い):効果の推定値に強く確信がある
B(中) :効果の推定値に中程度の確信がある
C(低い):効果の推定値に対する確信は限定的である
D(非常に低い):効果の推定値がほとんど確信できない
第1位
●運動療法
推奨度:1(強):施行することを強く推奨する
エビデンス総体の総括:B(中)
第2位
●薬物療法(非ステロイド性抗炎症薬(ロキソニン、ボルタレンなど)
推奨度:2(弱):施行することを弱く推奨する(提案する)
エビデンス総体の総括:B(中)
●神経ブロック(硬膜外、神経根ブロック)
推奨度:2(弱):施行することを弱く推奨する
エビデンス総体の総括:B(中)
●認知行動療法
推奨度:2(弱):施行することを弱く推奨する
エビデンス総体の総括:B(中)
●マインド-ボディエクササイズ(ヨガ・ピラティス・太極拳など)
推奨度:2(弱):施行することを弱く推奨する
エビデンス総体の総括:B(中)
第3位
●鍼灸治療
推奨度:2(弱):施行することを弱く推奨する(提案する)
エビデンス総体の総括:C(低い)
第4位
●物療療法(電気治療など)
推奨度:推奨なし
エビデンス総体の総括:C(低い)
●マッサージ
推奨度:推奨なし
エビデンス総体の総括:C(低い)
●コルセット
推奨度:推奨なし
エビデンス総体の総括:C(低い)
痛み止めの注射よりも、慢性腰痛には運動療法が一番有効であるというエビデンスがあります!
また、ピラティスやヨガ、太極拳が痛み止めと同等のエビデンスです!
個人的には鍼灸師なので、これから鍼灸のエビデンスがもっと上がり、世に広まっていくことを期待します。
また、慢性腰痛に関してはこんなエビデンスもあります。
●集学的治療の必要性(医師だけでなく他分野、多職種の専門家が対応する治療介入のこと)
推奨度:1(強):施行することを強く推奨する
エビデンス総体の総括:A(強)
慢性腰痛を救うためには、病院や治療院が協力して治療することが1番ということです。
慢性腰痛は日本に4000万人以上おられると言われています。
clear鍼灸治療院もこの国民病である慢性腰痛の患者様を1人でも多く救えるよう努めて参ります。
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