筋肉の痛みの特徴

当院は慢性痛専門院として

肩こりや腰痛など筋肉に起因する痛みをメインで治療しています。

またこの筋肉に起因する痛みの罹患者は非常に多く、生活の質を低下させることから、社会的重要度が高いとされています。

では、筋肉に起因する痛みはどのような特徴があるのでしょうか?

①痛みの性質:鈍い

鋭い痛みというよりは、「このあたりがだるい、痛い」と表現される患者様が多いです。

なので擦り傷のように「ここ!」と指をさすのがなかなか難しく、身体の中の方の「このあたり」という感じに痛みます。

腰痛や肩こりを経験されたことがある方は想像しやすいのではないでしょうか?

②痛みの表現:痛い、鈍い

様々な痛みの表現がありますが、筋肉に起因する痛みの表現で多いものは「痛い」「鈍い」です。

「チクチクする」「刺すような痛み」「表面的な痛み」などは筋肉に痛みではないことが多いです。

時には不快感として表現されることもあります。

②痛みの範囲:広い

皮膚表面を切ったりすると、傷口もありますのでピンポイントで一目瞭然ですが、筋肉の痛みの場合、なかなか範囲が指定できにくいです。

手の平でさすって、「このあたりが痛いです」と教えていただくことが多いです。

動き方によっても痛みの範囲や感じ方も変わってくる方も多いですので、痛みの範囲がとらえにくい傾向にあります。

③関連痛を伴うこももある

関連痛とは、罹患筋を押したりすると違うところに痛みを感じることを言います。

例えば、腰痛の患者様で腰を押すと足の方に痛みが出たり

肩こりの患者様の肩を押すと、背中や腕のほうに痛みを感じたりすることがあります。

関連痛は絶対あるわけではないですが、もしこのようなことがあった場合、筋肉に起因する痛みの可能性が高くなります。

④慢性痛への移行頻度:高い

皮膚表面の傷口の痛みなら、何もなければ時間の経過と共に治っていきます。

しかし、筋肉の痛みは、加齢、ストレス、仕事などの影響を受けやすく、慢性痛に移行する頻度が高いとされています。

そのため、必然的に腰痛や肩こりの慢性痛をお持ちの方は、当院で行っているような筋肉を治すことをしないと改善されない方が多くなります。

こういった筋肉の痛みに対して、一番手軽で効果的なことは「運動」です。

今のところ慢性腰痛に一番効果的な治療方法は運動療法というエビデンスがあります。

身体を動かすということは「筋肉を動かす」ということです。

運動を行うとたくさんの良い効果をもたらすのですが、筋力や心肺機能を上げるためには運動が必要不可欠です。

ぜひ参考にしてみてください。