膝痛の中でも日本で1番多いのは変形性膝関節症です。特に50歳以上の女性に多く発症します。
変形膝関節症には重症度にレベルがあります。レベルの低いものでは見た目ではほぼ分かりません。
レベルが高いものは見た目でもすぐにわかるものまで様々です。

クリニックで施術を行っている時にも、この疾患をお持ちの患者様がたくさんおられました。
そこでみなさんよく仰っていたことが

「変形したらもう治らないでしょ?」

確かに変形した膝を治すことはできません。

しかし、痛みを減らすことはできます。

変形性膝関節症で施術で大切なことは

①股関節、足関節はしっかり動くように、膝関節はできるだけ安定するようにすること

②神経の通り道をしっかり確保すること

この2点が重要になります

まず①ですが
例えば屈伸するとき、膝関節だけの動きでは屈伸できません。股関節と足関節の働きがあって、次に膝関節がしっかり曲がることで屈伸することができます。
なので、膝関節の動きには股関節と足関節が働きが必要不可欠です。
そのため、まず股関節と足首をしっかり動けるようにします。
症状が慢性化すると、関節が固まるだけでなく、筋力不足が起こっていることもあるので、状態によっては施術+エクササイズが必要になることもあります。
また、膝関節については、安定性が求められます。膝関節はしっかり伸びきることで、関節がしっかりはまり、安定するような構造になっています。変形性膝関節症の患者様は、膝が変形しているので膝が伸びきらない方が多くおられます。膝が伸びきらないと、ずっと軽いスクワットをしているような状態になるので、膝関節だけでなく、筋肉、腱などにも負担を掛け続けることなります。
これがまた痛みになりますので、膝関節を出来るだけ伸ばせるようにし、膝が安定するようにします。

次に②ですが
大腿神経と呼ばれる神経が下肢の前面を走行しています。その神経の枝である伏在神経と呼ばれる神経が膝の内側を走行しています。
変形膝関節症は膝の内側に痛みを訴える方が多いのですが、このタイプの痛みは神経由来の痛みであることがあります。
神経由来の痛みのタイプは、その神経の走行のどこかで神経の動きが制限されていることで痛みを発症します。
そのため、大腿神経は腰から始まり股関節の前から出てきて、そのまま下肢を下降しますが、その走行中に動きの制限が
あれば、それが膝痛の原因になることもあります。

その他にも、筋肉が固くなったり、弱ったり、体の使い方の問題など慢性化すればするほど原因は1つではなく多くあります。

当院は痛みの症状や原因を追究する慢性痛専門院です。
あなたのお体をしっかり検査させていただき、原因を追究します。


症状が慢性化する原因は


①筋肉の異常(硬くなっている、弱くなっている)

②神経が動きが制限されている、または伝達が悪くなっている

③体の使い方が悪い、または使える状態にない(姿勢や関節の問題)

などがあります。

あなたの体は、きっとまだまだ良くなる可能性を秘めています。
慢性痛でお困りの方はぜひ、clear鍼灸治療院にご相談ください。

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