朝起きると突然、肩が上がらなくなった、肩を動かしていないのに痛い、痛くて夜も寝れないなど、特に痛めた原因も分からない肩関節の痛みの俗称を五十肩と呼びます。
五十肩の原因については未だ解明されていないようです。自然治癒することは分かっていますので、私たちが施術をしなくとも自然に良くなります。
ただ、私たちが施術する事で治りが早くなることも分かっています。
五十肩の症状の経過として
①炎症期 (痛みが強く、痛みで目が覚めることもある)
②拘縮期 (強い痛みは減るがまだ痛い、関節が固まり動きが制限される)
③寛解期 (痛みはかなり治まるが、可動域制限が強くある)
があります。
①のときは積極的に施術をすべきではありません。肩を出来るだけ楽な位置で安静にすることが大切です。
②③から積極的に施術を行います。
五十肩の施術は
①肩関節を構成する、肩甲骨、上腕骨、鎖骨を正しく動けるようにすること
②硬くなったり、弱くなったりしている肩関節の運動に必要な筋肉の本来の機能を取り戻すこと
この2点が大切になります。
まずは①ですが
五十肩になると、肩が前に出て、いわゆる巻き肩のようになっている方が多いです。
巻き肩になると、肩甲骨は外方に、上腕骨と鎖骨は前に出ます。
この状態では、肩関節は正しく動きません。そのため動かそうとすると肩関節をある組織を傷つけ、炎症を繰り返す可能性があります。つまり治りません。
続いて②ですが
症状が慢性化すると、痛みをかばいながら生活するので、筋肉の使い方に偏りができます。そうすると使い過ぎている筋肉は固くなり、使っていない筋肉は弱くなってしまいます。
肩関節は本来、複数の筋肉が共同して働くことによってしっかり動きます。そのため筋肉のバランスが崩れると、肩関節の正常な動きができななくなり、痛みが慢性化する原因になります。
また、これが①の原因になってくることもあります。
②はいくつかパターンがありますが、患者様によって微妙に違います。
しっかり肩の関節の状態や動きを観察して、的確にアプローチすることが大事です。
当院は痛みの症状や原因を追究する慢性痛専門院です。
あなたのお体をしっかり検査させていただき、お体の状態を分かりやすく説明いたします。
症状が慢性化する原因は
①筋肉の異常(硬くなっている、弱くなっている)
②神経が動きが制限されている、または伝達が悪くなっている
③体の使い方が悪い、または使える状態にない(姿勢や関節の問題)
などがあります。
あなたのお体は、まだまだ良くなる可能性があります。
慢性痛でお困りの方はぜひ、clear鍼灸治療院にご相談ください。
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